「redash 運用アンチパターン」というタイトルでredash meetup v4 で LT発表してきた

アイスタイルで分析基盤の構築・運用を行っているやすです。主にBigQuery, digdag, embulk, Redashといった技術を日々の業務では取り扱っています。

BIツール redashの愛好家が集まるユーザーコミュニティ redash meetup にLT枠で参加したので、発表内容と他の発表者の方々のLTを紹介します。

各LTのまとめと感想

Redash v5 アップデートピックアップ

発表者:@kyoshida
9月末にリリースされたRedash v5の目玉追加機能の紹介LTです。個人的には待望の「クエリをお気に入りできる機能の追加」が大ニュースでした。Version 5まで、クエリを探すには検索しかありませんでしたが、使用頻度が高いようなクエリをすぐに見つけられるようになったのはとても嬉しいです。クエリパラメータで日時を入力する際に、カレンダーが表示される機能追加も地味に嬉しいですよね。

version 5の機能の詳細は下記リンクにまとまってあります。
redash/CHANGELOG.md at master getredash/redash

広告配信レポートをRedashで手早く柔軟に

発表者:YoshiyaSato
クライアントの数だけ多種多様な分析ツールを扱わなけれいけない状況で、Redashがどのように役立ったかという事例紹介のLTです。コンサルティングや受託型の企業では、クライアントの数だけ分析ツールがあるので、それぞれの機能を把握しなきゃいけないという悩みを抱えているとのこと。案件の中では「IF IF IF VLOOKUP IF」のようにエクセルの関数をいくつも組み合わせたものがあり、仕様理解が大変だそうです。
そのような課題を様々なデータソースに接続できるRedashを使うことで、レポートのフォーマット化などを行い、効率UPを行ったというLTでした。

データドリブンな意思決定 〜鳥の目と虫の目でグロースさせるディレクターのデータ活用事例〜

発表者:@d_saito2110
発表者の方が年間200クエリも書いており、クエリを書く時間を減らすためにRedashを用いてどう解決したか紹介されたLTです。課題を解決するために「増やして、減らす」を実践されたそうです。各詳細は以下の通りです。

  • 増やす:データとの接点を増やした(Redashの定期レポート、slackとの連携)
  • 減らす:追うデータを減らす(施策は大きな数字から手を付け、CVのレートではなくサイズを追う)

「減らす」を実践するためにはデータとの接点を「増やす」ことでがまず大事。それが日々のデータに対しての理解を深め、普段と異なる数値の動きがあった部分のみを分析することが、クエリを書く時間を減らすことにつながるとのことでした。

redash環境を作ったらめっちゃ捗った

発表者:Hideyuki HIRAUCHI
redashの導入前後で会社がどう変わったかという導入事例のLTです。導入後、ビジネスサイドの人が自分でSQLを勉強し、Redashとスプレッドシートを繋げてレポートを作成するまで使いこなして、嬉しかったという話は社内での布教活動のモチベーションにつながりました。
発表者の方は…複雑で数が多いDBのテーブルから分析しやすいビューを作成したみたいなので、私も取り組みたいと思います。

広告配信レポートを Redashでシュッと柔軟に対応する

発表者:@d_saito2110
事業部側の分析に関する要望の増加に伴い、Redashの運用を決意し、見事に工数減らすことに成功したというLTでした。活用している機能の中での紹介にQuery Resultsがありました。Query Resultsは異なるクエリの結果同士をJOINするための機能です。弊社ではPrestoを導入しているので、使用機会は少ないですが、Redashの強力な機能の1つですね。

発表資料は以下リンクからご覧になれます。
広告配信レポートをRedashで手早く柔軟に

Redash運用アンチパターン

発表者:@YASU11552288
私が好きな技術書のなかにSQL アンチパターンというSQLの失敗事例と解決策をまとめた本があり、それを模してRedash運用アンチパターンというタイトルで、Redashの運用でのアンチパターンを今回はユーザーの権限を中心にLTさせていただきました。話した内容は大きく分けて2つです。

  • クエリを閲覧可能な人とできない人で分けたい
  • 特定のクエリを実行できる人とできない人で分けたい

このようなビジネスサイドからの権限の設定の要望をどのように解決したかをまとめました。発表内容はスライドを見ていただければと思います。偶然にも前の発表者の方が困っていることを解決できる内容が含まれていたので、弊社の運用事例が誰かのためになる機会に出会えてよかったです。

Redashのvisualizationについて

発表者:ork_shinnosuke
Redashにはクエリ結果をグラフで表現できる機能がありますが、他のBIツールに比べると表現力少し乏しい…でも、珍しいグラフもあるからぜひ使ってみて欲しいというLTでした。
発表の中で紹介があった「Sanky Graph」と「Word Count」は確かにPower BIやExcel、Tableauにはない表現方法で、Redashの個性が光るグラフですね。弊社でも、CVページに至るまでの過程をRedashのSanky Graphで表現した事例があります。

Rehash Userの管理について

発表者:@19840209
最後のLTはRedashで登録されるユーザーの管理方法についてのLTです。Redashのユーザー情報をバージョン管理するために、git管理を行い、定期的にgithubへpushする仕組みの話は目からうろこでした。Git HubはAPIも充実していてtokenさえ発行すれば簡単に利用できますし、Redashと組み合わせてバージョン管理していると、バックアップも行えて安心ですね。

まとめ

Redashのユーザーは導入者の会社の人になることが多いので、悩みがユーザーから直接あがってきます。Redash Meetupはそんな困っている自分の仲間と向き合った結果、何とかしたいという思いで参加される方が多いのかなと思っています。(個人的見解です。)
私はRedashを通じて同じ思いを持つ人が集まるこのコミュニティが好きです。弊社でもより活用して、ビジネスを加速できるようにしていこうと決意した勉強会でした。

2016年 istyle 新卒入社 データエンジニア & アナリスト 好きな食べ物はハンバーガーとラーメンとタイ料理