この投稿はアイスタイル Advent Calendar 2020 2枠目 の1日目の記事です。
ダイビングが趣味のDBA suzukitoが、ワーケーションに行ってきました。
実体験を通して感じたメリット・デメリットとやってみたい人へのアドバイスを綴ります。
ワーケーションとは
ワーク(仕事)とバケーション(休暇)から作られた造語で、観光地やリゾート地で働きながら休暇を取る過ごし方のことです。
ワーケーションをやろうとした理由
suzukitoの趣味はダイビング&シュノーケリングで、毎年秋になると、南伊豆の秘境ヒリゾ浜や沖縄の離島に行っています。
南伊豆は海がきれいで大好きなのですが、電車は下田までしか通っておらず、非常に交通アクセスが悪いのが難点です。
現地では車が必需品なので、都内から車で行くのですが、シーズン中の渋滞は酷いもの。大渋滞を避けるため、深夜に移動、早朝到着して仮眠をとると言うのがいつものスケジュールです。
そんなに苦労して行っているのに、変わりやすい天候の勝率は4割程度です。
行ったはいいが修行としか思えない水温の中、寒さに震えながら海に潜る年が何度もありました。
そこでワーケーションです。
そもそも仕事をしている場所が悪いのです。
南伊豆で仕事をしていたら、朝、天気が良かった時に海に行けるのです。
天気の悪い日に、せっかく来たのだからと寒中水泳をする必要がなくなるのです!
今年のアイスタイルはご多分に漏れずリモートワーク元年になりました。
リモートワークならどこでだって仕事ができるのです。そう、家じゃなくても。
今回の行き先
南伊豆・弓ヶ浜に拠点をかまえました。
弓ヶ浜は、南伊豆でも屈指の広さの美しい砂浜が特徴の海岸です。
観光地なので宿も飲食店も多い。
そして、車なら20分でシュノーケリング・スポットのヒリゾ浜に到着。5分でコンビニ。10分で地元のスーパーマーケットに到着と、なにかと好立地です。
利用した施設
宿泊
「1日単位で借りれるアパート」がコンセプトの温泉付きの宿に泊まりました。
温泉旅館をシェアハウスにコンセプトチェンジした感じの宿です。
元が温泉旅館なので広い厨房があり、夕方になると宿泊客のほとんどが自炊していました。
Wi-Fiがどこでも入り、ネットの速度も申し分なし。
ほぼ貸し切り状態で入れる温泉が素晴らしく良かったです。
コワーキングスペース
行ってみないことには宿泊施設のネット速度がハッキリ分からないので不安がありました。
行ってネットが遅すぎたら仕事になりません。
ワーケーションから急きょバケーションに変更になりかねません。
なので、拠点から行ける範囲のコワーキングスペースも探しておきました。
ここは実際に初日に利用しました。
ワーケーション初日を平日の朝出発にしたため宿泊先の弓ヶ浜に朝会の時間までに到着することができず、目的地より少し手前の伊豆稲取駅のコワーキングスペースでワーケーションを開始することになりました。
元フェリー乗り場だった施設を改装した建物なので、海の真ん前です。
親切なスタッフと居心地の良い空間で、海を見ながら仕事ができ、最高のスタートを切れたと思いました。
ワーケーションをやってみて感じたメリット
旅行にも仕事にもメリットがありました。
- 旅行に余裕が生まれる
- 仕事のやる気がでる
- リフレッシュできる
- 移住感を感じられて新鮮な気分になる
旅行に余裕が生まれる
旅行で一番悩ましい天候不純に悩まなくてすみました。
シュノーケリングの悩みは、ワーケーションをやろうとした理由に書いたとおり天候不順です。
それは、一発勝負だから発生している悩みでした。
実際に現地に1週間いると、今日は天気が悪いから仕事に集中して、天気の良いときに遊べば良いなと、余裕が生まれました。
仕事のやる気がでる
シュノーケリングは午前中行うアクティビティなので、天気の良い日は仕事開始を昼頃にずらそうと考えていました。
そうなると自然に、天気の悪い日は、来たるべきその時ために進捗を進めるべき日になって行きます。
未来の楽しみのために、今日は頑張る日となっていき、粛々と仕事を進めることができました。
リフレッシュできる
いつもと違う景色が良いところで仕事をする。
いつもの日常と異なる行動のなかで仕事をする。
それだけでリフレッシュになりました。
移住感を感じられて新鮮な気分になる
キッチン付きの宿に泊まったが故に、毎日スーパーマーケットに買い出しに行って自炊をしました。
そうすると、移住して来たような感覚になり、新鮮な気分になれました。
タイムセールで地魚の刺身などを買ったり、静岡限定販売の缶ビールを買ってきたり。静岡に住んでる気分を味わえました。
やってみて感じたデメリット
- 日程次第では旅行感が低くなる
- 仕事しているのに、宿泊費が自腹
日程次第では旅行感が低くなる
自分の場合、4泊5日で旅行している割には、朝の仕事前くらいしか現地を歩き回りませんでした。
目的がシュノーケリングなので問題はなかったですが、観光がメインの場合は満足度が低くなる可能性があります。
旅行も仕事も満喫したい場合は、8泊9日の旅程(土曜日に行って、日曜日に帰ってくる)をオススメします。
仕事しているのに、宿泊費が自腹
ワーケーションなので、昼間は仕事をしています。
が、出張ではないため、当然、宿泊費は自腹です。
人によっては損をしている気分にもなるでしょう。
ワーケーションにチャレンジする人へのアドバイス
この記事を読んでチャレンジする人が現れるなら、経験者からいくつかアドバイスがあります。
3m以上の電源タップを持参しよう
2mのものを持参したのですが、若干短かくて、足が引っかかりそうでした。
電源無しでは仕事にならのですから、持って行かないのは論外です。必ず持参しましょう。
部屋に椅子と机があるか、なければ借りられるか確認しよう
借りた部屋に椅子と机がありませんでした。
宿泊施設は元旅館だったので、部屋は和室。
大広間もありましたが、こちらも和室。
和室で長時間あぐらをかいて仕事をするのは非常に疲れます。
どうしたものかと館内を見渡すと、庭にバーベキュー用のテーブルと椅子があるではありませんか!
行ってみるとWi-Fiも入りますし、各テーブルの近くにはコンセントもありました!
必要なものは事前に施設に確認することが必要だと痛感しました。
意図した結果ではありませんでしたが、アウトドアで仕事をするのは開放感があって思いのほか快適でした。
仕事風景
宿泊はキッチンがある施設を選ぼう
長期滞在になればなるほど、食費がかかります。
三食外食なんてやってられません。
今回宿泊した施設は、元が旅館だったので、キッチンなんてレベルではなく厨房でした。
そのおかげで、業務用冷蔵庫・冷凍庫も使えるし、業務用製氷機もあり、氷が無限に作られ続けていました。
氷が使い放題って、サイコーですね。無限にハイボールが飲めます。
ワーケーションと相性が良い旅行の目的を選ぼう
海遊びは、基本的に早朝スタートで午前中の2~3時間で終わるアクティビティなので、ワーケーションとの相性が良かったです。
早朝から海に行って、11時頃から仕事開始、なんてステキな日常ですよね。
午前中や業務後に短時間でサクッと遊べないと、週末まで仕事オンリーのワーケーションになってしまいます。
まとめ
ITエンジニアは場所に縛られずに働けることも魅力のひとつです。
たまには外に出かけてみてはどうでしょうか?
さて、こんな働き方ができるアイスタイルでは、エンジニアを絶賛募集中です!
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リモートワークが中心になった現在も、笑いの絶えない明るい職場です。