Developers Summit 2018 Report : Day 1 a.m.

まえがき

2018年2月15日から2日間に渡って開催された、ITエンジニアの祭典「Developers Summit」、通称デブサミ。
今年はアイスタイルもゴールドスポンサーとなり、弊社のエンジニア兼部長の竹澤有貴もスピーカーとして登壇させていただきました。それに伴い、教育制度の一環として社内で希望するエンジニアも本イベントに参加し、色々な公演を拝見させて頂きましたので、その内容を一部ご紹介させていただきたいと思います。
なお、竹澤による公演「Apache Kafkaによるスケーラブルアプリケーション開発」の内容については、別途本ブログに公開させていただく予定となっておりますので、是非ご覧ください。

[15-D-1] 技術選定の審美眼

テスト駆動開発 (TDD) の第一人者として有名な和田卓人さんによる公演でした。
技術の進化は Ruby on Rails のような集中の世界と、近年多くの場で話されるマイクロサービスアーキテクチャのような分散の世界が交互に流行する「振り子」であると例えられることが多くあります。しかし、実際には全く同じ場所には戻っておらず、根底にある変わらないものと、技術の進化によって変わっているものの両方があるため、「螺旋」のようなものととらえるのが正しいようです。
この公演では、Unix などの変わらない技術や集中と分散の例などを挙げ、技術の大きな変化をもたらしたゲームブレイカーなど、エンジニアとして追いかけるべきポイントについて解説頂きました。
時間の都合上、残念ながら最後のスライドまでめくられることがありませんでしたが、別の機会でまた本公演の内容を再演頂ける可能性があるようです。機会があればぜひ足を運んでいただき、ご聴講ください。

[15-E-2] Googleのネットワーク開発に見るITエンジニアリングの本質

Google Cloud Japan にてソリューションアーキテクトを務める中井悦司さんによる公演でした。
Google が開発した Jupiter ネットワークを事例に挙げ、なぜ Google は Jupiter ネットワークを開発する必要があったのか、そしてどのように実現まで漕ぎ付けたのかを、その仕組みや、そこに辿り着くまでに経た数々のシステムを紹介いただきながら解説頂きました。
内容としてはネットワークエンジニア寄りのものでしたが、分野を問わずに共通して IT エンジニアとして重要なポイントを、書籍「How Google Works」の前書きにあるラリー・ペイジ氏 (Google の共同創業者) の言葉を引用しながら提言頂きました。
特に印象的だった言葉は、「成功したもの、完成したものは、すでに古いもの」。到達した成果に固執するのでなく、より良い結果を求めて探求していく姿勢は、IT エンジニアとしてとても大事な考えだと感じました。

[15-D-L] サイボウズのリモート開発 変わったもの×変わらなかったもの

サイボウズにてエンジニアリングマネージャーおよびスクラムマスターを務める水戸将弥さんによる公演でした。
サイボウズでは 2010 年にリモートワークの制度が取り入れられましたが、当初はあまりエンジニアに利用されない制度でした。2011 年の震災を機に利用者が増えましたが、より多くの社員に利用してもらうために会社として取り組む点として、「ツール・制度・風土」のワークスタイル変革の三要件を挙げて、その内容を解説頂きました。現在では多くの社員がリモートワークを利用しているそうですが、そういった変化の中でも変わらなかったことの一つとして「サイボウズの理想」「チームのためのソフトウェア開発・販売」「多様性」と、多くの会社を支えるツールを開発するサイボウズらしい考え方をご紹介いただきました。
アイスタイルでもリモートワークの導入を模索しており、今後の取り組み方についてのヒントを頂きました。

あとがき

今回は 1 日目の前半戦を紹介させていただきましたが、前半だけでも非常に濃密な内容でした。会場も多くの人が訪れており、特定の技術に依らない様々な考え方や実体験をご紹介いただき、非常に勉強になるイベントでした。
気になる後半戦、そして 2 日目と竹澤による公演の内容は後日アップさせていただきますので、ぜひぜひご覧ください!

PHP Engineer who developed web sites with Phalcon