Developers Summit 2018 Report : Day 2

kubotakです。
引き続きDevelopers Summit 2018のレポートとなります。
以下拝聴した講演と所感です。

[16-E-2]Apache Kafkaによるスケーラブルアプリケーション開発

弊社竹澤の講義です。詳しい話は後日同ブログで紹介するということで割愛としますが、続いて拝聴した講演ではAmazon Kinesisを使った話でしたのでKafkaの話を聞いてからの順序は非常に興味深く、内容も入りやすかったです。
ちなみにKafkaとKinesisの違いはこちらのスライドから引用させていただきます。オンプレで色々連携させたりしたい場合はKafka、AWSプラットフォームで連携させるならKinesisと言ったところでしょうか。

[16-E-L]大規模ログ集約実現のためのアーキテクチャ~誰でも美少女になれるVRシステム「VR Live Studio」からお届け

登壇者不在のままスタートしました。というのも、画面上に「3D美少女キャラクター」が登場していて、彼女が講義をしてくれるというスタイルでした。いわゆるバーチャルYoutuberのような形態ですね。
実際には衝立の裏に中の人(株式会社gumi 清水氏)がいらっしゃって、そこでViveなどを身につけた状態でお話されていました。
終始講義の内容よりそちらが気になってしまいましたが、更新頻度が多いSNSゲームにおけるログ収集のトラブルと対応策のお話で非常に興味深い内容でした。

[16-E-3]加速するフロントエンドとPWA


dev.toを参考にPWAが齎すパラダイムの変化のお話でした。
その変化をhistory.pushState以来と評している点はまさに同意しました。
リクエストとレスポンスに支配された世界から、リクエストとレスポンスをクライアントが支配してしまう感覚を得ました。
また、dev.toがどのように速さを実現しているかの話で

オンマウスした時にはその遷移先をServiceWorkerがfetchしている

という手法を説明された時にぜひ弊社サービスでも導入したいなと思いました。
“速い=正義”というのは誰しもが同意することだと思います。しかしながら講義では”重い=悪”ではないという見解もあり、どうしてもそのサービスが大きくなって行くことで速度コストを犠牲にしてしまうケースは出てしまうものでは同意ですが、それでもなお削れるところは削る志向を持ちたいなと思いました。
“重い=悪”というより”最適化不足で重い=悪”だなと思いました。

だた、push Notificationの仕様はなんとかして欲しいですね。

[16-A-4]エンジニアが本音で語るGitHub Enterpriseの導入効果

弊社でもGithubは利用しているのですが残念ながらEnterpriseでの導入ではありません。ですのでこちらの講義は気になるところでしたが、初めからEnterprisedで導入された話でしたので弊社で持ち帰れる部分は少ないという感想でした。
しかしながら、Githubフロー導入でいかに効率的になったかというお話があったり、我々のようなWeb系ではなく組み込み系ソフトウェアでのお話もあり興味を惹かれました。

[16-C-5]ユーザー体験にフォーカスした管理画面の実装


管理画面のUXをどのように向上・改善を諮ったかというお話でした。
UI/UXという言葉が一人歩きしている感じがありますが、こちらの講義ではしっかりとUXの効果についてフォーカスして、計測することで改善して行く姿勢を伝えてくださいました。
ちゃんとできていないなと耳が痛い話ではありますがそれらの改善手法は非常に有益な情報でした。
UXを感覚で捉えるのではなく、数値で測るとても良い話でした。

さいごに

今回Developers Summitにスポンサー参加したことでこのような講義を拝聴させていただけたことにあたらめて感謝です。
どの講義も非常に有意義で参考になるお話ばかりでした。
中には業務にフィードバックしていきたいものもあり、ぜひ活用していきたいと思います。

アイスタイルのヘアカラー担当 元デザイナーの中途4年目です PHP, JavaScript, Golang, Scala, etc

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