新卒デザイナーが社内イベントでグラフィックレコーディングをやってみた話

アイスタイル新卒デザイナーの濵西です!

新社会人になって、あっという間に年の瀬となり、1年の早さに驚いています。
クリスマスまでのカウントダウンにワクワクしながら窓を開けた覚えのあるアドベントカレンダー、まさかこんな形でもう一度開けることになるとは思いませんでした笑

今回は入社して1ヶ月が経った頃の私が、社内イベントでグラフィックレコーディングに挑戦したことについてご紹介したいと思います!

きっかけ

今回グラフィックレコーディング(GR)を行った「社内LT大会」は、部署や職種・業種を問わず、日々の業務で得た知見や情報を、ライトニングトーク(LT)を通してアウトプットし、共有する社内イベントでした。

このイベントに「グラフィックレコーダーとして参加したい」と思ったきっかけは、会社に入って1ヶ月経った頃、社内でイベントポスターを見かけたからです。

元々、多様な人々が関わり多面的に1つのサービスを見つめユーザーのために作ることに憧れていた私は、「社内で越境できるようなデザイナーになりたい」と感じていました。

当時は社内ベンチャーの新卒デザイナーとして在籍していたため、「本社でやっている取り組みを知りたい」「会社自体も越境してくような機会になるかも!」という理由で、イベントへの参加は決めていました。

しかし、どうせ参加するのなら「この場で起こる知見を可視化して、より良いアウトプットとインプットの場にするお手伝いがしたい」と思うようになり、担当者の先輩にご連絡させていただきました。

グラフィックレコーディングとは?

意気揚々と連絡し、社内でグラフィックレコーディングをやらせていただく運びとなった私ですが、
「グラフィックレコーディングって絵とか描いてくれるやつだよね?あれって目的はなんなの?」
という意見をいただいたことでハッとしました。

なるほど。
確かに、昨今、注目を集めることが多い「グラフィックレコーディング」だけれど、社内においては「絵とか沢山描くやつだよね」という印象で触れたことのある人の方が少ないことを実感しました。

グラフィックレコーディングとは、会議やイベントなど、その場で話された内容や起こっているコトを、イラストや図式を用い構造化しながら、リアルタイムに可視化する記録手法のことです。目的に合わせて、そのスタイルやアウトプットは異なります。


【学生時代のWS】

そもそも私自身がグラフィックレコーディングを始めたきっかけは、4年前の大学1年生の頃だったのですが、学生時代は「必要とされている場所に呼ばれてグラフィックレコーディングを行う」という形だったため、「自分からグラフィックレコーディングを人に対して発信する」という経験はこの時が初めてでした。

今回の場合、きっかけは「この場で起こる知見を可視化して、より良いアウトプットとインプットの場所にできるお手伝いがしたい」という思いでした。
ですが、結果的に「社内であまり使われていなかった文化を導入・実践する」という初のチャレンジとなりました。

この時、「その場にいる参加者の人たちにどうやって知ってもらい、どのように認識してもらえば、あったら嬉しい手段としてグラフィックレコーディングが認識されるか」「また次の機会を社内で生み出せるか」という目的が私の中で生まれました。

それらを踏まえた上で、担当の先輩に共有させていただき、今回のLTのグラフィックレコーディングでは
「話の流れとポイントが一目でわかる、登壇者も参加者も嬉しい議事録」を目指しました。

「グラフィックレコーディングと言う手段を知ってもらう」ことも重視していたため、目で楽しめるような「グラフィック多めのパフォーマンス」を当日は意識することにもなりました。

【グラフィックレコーディングについてのおすすめ記事】
SCHOO「明日からつかえる グラフィックレコーディング入門〜基礎知識と聴く力〜」
株式会社グラグリッド「会議を変える議事録「グラフィックレコーディング」って何?」

当日の様子と実際のグラレコ

実際に当日記録したグラフィックレコーディングがこちらです。

①
【①オープニングなどの序盤】
②
【②他部署の紅白が始まる中盤】
③
【③終盤】

今回のLTは1人あたり5分、登壇者は12人でトータル70分ほどの内容でした。
当日やってみて気づいたことが3点あります。

①そもそも当日までGRが壁で描くものだと思われていなかった
②正直、一人でレコーディングすることが大変だった
③描きっぱなしで終わってしまい必要だと実感した「共有の時間」

①に関しては、完全に担当の先輩との認識の違いでした。
直前で認識合わせができたため、本番では全く問題はなかったのですが「立てて描く、壁で描くのが当たり前」だった私の思い込みが生み出してしまったミスでした。
必ず誰かとやる時は「当たり前だろう」と思わず、些細なことでも擦り合わせようと思いました。「〇〇したつもり」はいけない!

②学生の頃、何気なくやっていましたが、「そうえいばいつもペアとか複数人で描くことが多かったな」と、描き始めてから気がつきました笑
一人で聞き取り進めていく大変さを噛み締めてる暇もないため、ひたすら描き続けましたが、アウトプットに「目的に合わせたスタイル」があるように、レコーダーの体制なども考慮するべき部分なのだと一人でやってみて気がつくことができました。

③今回は飛び入り参加のような形でペンを取ったため、普段行っている「議事録の共有の時間」を取ることがタイムスケジュール上かないませんでした。
以下の項目でも述べますが、イベント全体の流れや刈り取った学び、ポイントなどを共有することは、「参加者たちのアウトプットとリフレクションの時間を提供できる」のだと思いました。
次からは絶対に入れたいです!

社内からの声

運営社員さんのご厚意で、社内の一角に一時的にグラフィックレコーディングを張り出させていただけました。

④
【実際の写真】

今回の目的であった
「GRを知ってもらう」「興味を持ってもらう」
の部分に関しては、なんとか到達できたのではないか感じます。

一方で、「グラフィックレコーディングという手段を次の機会につなげる」というのは中々難しく、参加者にとって「手段」に成り得なかったのかな、と思うと悔しいです。

社内の方からの反響は以下のようなものでした。

当日の参加者

・どうやってまとめ上げているのか、構造や流れの塩梅などの思考のプロセスなどが知りたい
・自分が発言したことがよりわかりやすくまとめられていて嬉しい
・これは描いて終わりなのかな?どっかで共有してほしい
・これってどうやって勉強するの?

参加者以外からの声

・その場にいなくても読めば雰囲気がわかって楽しい
・行かなかったけど、行った人に聞いて説明してもらえた
・どうやって覚えるの?

このLT大会がきっかけで、社内では「あ、グラレコの子」という認識をしていただけるようになりました笑

参加者からの感想もとても嬉しかったのですが、当日はいなかった参加者以外からの感想をいただけたことは、可視化したことで社内の横のつながりや他部署への興味関心へつながったように感じ、高揚感がありました!

こうした社内からの声で注目したいのは、グラフィックレコーディングに対して「どうやるのか」「どのような思考で構造化しているのか」というような「自分が手段として身につけるには?」という反応が多かったことです。

ます一歩目として「知ってもらいたかった、こう言った手段を使って欲しい」だった私の予想をはるかに超えたアクションに思わずニヤリ。
二歩目をどこに向かって進めるか、どんなアクションを起こそうか、現在考え中です。

まとめ

今回の場合、「その場にいる参加者の人たちにどうやって知ってもらい、どのように認識してもらえば、あったら嬉しい手段としてグラフィックレコーディングが認識されるか」
という目的は達成できたのかなと感じます。

一方で、「また次の機会を社内で生み出せるか」という部分は、次回への課題だと認識しています。

今回の課題の要因は「描いたグラフィックレコーディングがパフォーマンスとして完結していたから」なのかな、と考えています。

参加者がいる場で振り返り「参加者たちのアウトプットとリフレクションの時間を提供する」ことは重要だと、再認識しました。

ですが、「まずは知ってもらいたい」と考えていたグラフィックレコーディングが「自分の手段として覚えたい」という主語を持ったという事実は、行動してよかったー!!と強く思わせてくれました。

オマケ:今後やりたいこと

今回行動してみて今後やりたいことが3つできました。

①社内越境のためのコミュニケーションツールとして取り入れてもらえるようにアプローチしたい
②この手段を取る人が社内で増えるようにしたい
③会議などの場でも使われるようにしたい

それぞれ達成できるように頑張りたいです!

それではよいお年を!

■仕事:デザイナー ■キーワード:UX HCD サービスデザイン 情報デザイン グラフィックレコーディング ■最近面白かった本:「are we human?」 ■その他:美術教員の免許を持ってるので教育などにも興味があります